人が1日に消費するエネルギーは、生活活動代謝、食事誘導性熱代謝、基礎代謝という3つがあって、生活活動代謝は、仕事や運動などで体を動かすことで消費されるエネルギーで、食事誘導性熱代謝は食事中や食後に体温が上がったり、汗ばんだりという食事することによって消費されるエネルギで、基礎代謝というのは、脳や心臓、消化器官など人間の意識とは関係なく消費される生命維持のためのエネルギーです。
つまり、人間はなにもせず、ぼーっとしていても基礎代謝としてエネルギーを消費しており、実はこの基礎代謝、1日に消費するエネルギーは消費する総カロリーに対して、約6~7割もあるんです。
つまり、痩せたいと思っている人は、無理に食事制限を行うよりも、基礎代謝を上げていくことのほうが近道になるとも言えます。
では、気になる基礎代謝を上げる方法は何なのかというと、実は「筋肉」をつけることなのです。
今流行っている筋トレですけど、まさにこの筋トレ、つまり筋肉をつけることが基礎代謝を上げるための近道で、筋肉は基礎代謝の中でも1番消費量が多く、全体の4割にも及んでいます。
ですので、太らない体質を作り上げるためにも筋肉量を増やすことが大切です。
筋肉量というのは、一般的に20~30代をピークに1年に1%ずつ減っていくと言われていて、これと同じくして基礎代謝も減っていくことになります。
昔に比べて太りやすくなったというのは、このような傾向からくるもので、年齢を重ねれば重ねるほど、筋肉を意識したほうがいいでしょう。
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